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root(るーと)について

塾長あいさつ

 私は、入社以来24年になります奈良県最大手の進学塾を2013年3月に退職いたしました。当初から、中学受験最難関コース国語担当として「生徒のためにとことん」をモットーに指導してまいりました。そのような私が、経営にも関わるようになり、そのうち校舎数が20校舎を数えるようになりました。社員の人数もわずか10数名から120余名と増えていき、いつしか、「日本一の塾になる」ことを目的とするようになりました。

 

 その結果、私の日々の目標も「生徒のためにとことん」が、「日本一のためにとことん」になっていきました。そんな塾が、一昨年、より大手の塾と経営統合となり、全てが大手塾に引き継がれ、今では塾の名前すらなくなってしまいました。

 

 通塾されていた生徒と保護者の皆様、塾関係の皆様には、教育とは何の関係もないところで、このような大きな変化に対し、戸惑いと不安をおかけしたことに旧経営幹部として、今でも強い責任を感じています。これから述べる私の思いは、この深い反省とこれまでずっと支え続けていただいた皆様への感謝の気持ちと共にあることを申し上げておきます。

 

 私は、すべての課題には、理想があって、努力しながらその理想に近づけていくことが大切だと思っています。スポーツでも勉強でもそう言い続けてきましたし、私自身もそうしてきました。そして、たくさんの生徒たちが、自らの課題を達成してきました。その途中で、私によく次のような質問を投げかけてきました。

 

「先生、何のために勉強するのですか?」と。

 

 私は、「世の中の人々が幸福になるために、君がいい影響を与えられるようになるためだよ。ただし、いい影響かどうかは、人によっても、場所によっても違うので、いろいろなことを正しく理解しておくことが必要だよ。」と応えてきました。

 「人々が幸福になるために、いい影響を与えられるようになること」  これが、私の教育の理想です。 私が育った奈良県天理の地で、理想の教育を行いたい。予てからの思いが日に日に強くなりました。そして、この機会に私の全てをかけて、地域の皆様と共に、もう一度「生徒のためにとことん」を実践しようと決心いたしました。

 

 個別指導教室 root(るーと)で学び、やがて、「自学の姿勢と学力」を身に着けた元気いっぱいの子どもたちで、この天理の地がいっぱいになること」に、私の経験が少しでもお役立てできれば、これほどうれしいことはありません。どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。

 

個別指導教室 root(るーと)

塾長 中野 勝也

教育目標

  • 世の中の人々が幸福になるために、良い影響を与えられるようになること。

教育方針

生徒一人ひとりを大切に育てる。
          生徒のためになること、生徒にとって良いことは何でもやりたい。
生徒の能力にふたをしない。
          今やったほうがいいことは今すぐやりたい。伸びるときに存分に伸びて欲しい。
生徒の将来の財産となるものを提供する。
          物事の本質を理解する目と頭と心を持って欲しい。

「個別の指導」にこだわる理由

1「よくできる子」も「ついていくのがしんどい子」も絶対に孤立させてはなりません。

  •  義務教育では、指導のレベルを真ん中に置かざるを得ない状況があります。その結果、学習達成度に大きな差が生じます。また、得手不得手は誰にでもあるように、得意教科とそうでない教科が存在します。「授業についていくのがしんどい生徒」や「苦手教科」には、「よくわかる指導」が必要です。また、「よくできる生徒」や「得意教科」には、「さらに伸びる指導」が必要なのです。このように個々の対応が異なるにも関わらず、何のアドバイスもなく、課題の認識すらしなかったら大切な時期に伸びる機会を失ってしまいます。そればかりか、入試のような総合的な学力が試されるときに、 やがて大きなビハインドを背負うことになります。このような生徒を絶対に孤立させてはなりません。

2人それぞれの環境は生まれたときから異なっています。

  •   子どもたちは幼い時期から、人や周りの環境の影響を受けて育っていきます。また、その過程において得手不得手のようにいつの間にか身についていることも見受けられます。このように、元々、人によって10人いれば10通りの環境があるように、課題も異なれば、つまずきの箇所も当然異なっているはずです。よって、勉強のやり方や課題の達成の仕方も10通りあっていいはずです。そうであるのに、一律の学習スタイルのみでは、学力向上どころか、せっかくの伸びる資質※を本人が見いだせないことで、学習に不安を覚えることになりかねません。まして、中学生にもなれば、部活によって、時間的にも個々によって異なってきます。

    ※資質:生まれつき備わっている性質や才能

 

3学習は、そもそも個別に成立していくものです。

  •  生徒自身が、自分の資質を知る機会はあまりないと言えます。国語が得意だとか、数学が不得意だとか、客観的に得手不得手は分かっても、「どのような思考が優れているのか」とか、「自分の性格のこういうところは大切だと思っている」とか自分ではなかなか分かりにくいものです。学習はそもそも本人が、このような自らの資質を意識することで、興味や関心が高まっていくものではないでしょうか。言い換えれば、やる気と興味を引き出すには、教師が生徒の資質を見抜いて、絶え間なく学習する機会を設けていけば、自ずとUPすることになるはずです。
  •  そういう意味でも、「学習は、そもそも個別に成立していくものだ」と捉えることができると思います。後は、「自分一人で考え、やり抜く時間が子どもの学力を伸ばしていく」ことになります。私たちは、「個々の資質を上手に伸ばしながら、自立の学習姿勢を身に着けていただくこと」にこだわる理由がここにあります。